どうも、まゆらです。
今回は、コマ撮りの大敵!いや、動画や写真を撮ることがある人全員の大敵!
「フリッカー現象」についてです!
フリッカー現象を簡単にいうと、動画がチカチカしたり、写真に縞模様ができたりする原因となってしまうものです。コマ撮りを撮っている人の中には、原因も名前もわからずに困り果ててる人もいるのではないでしょうか?
特に一眼レフカメラを使ってコマ撮りをしている人!
私も最初はそうでした…。
そこで!同じように困っている人のために、この記事を書きたいと思いました!似たようなことで困ったときに、自分で応用して解決できるように、しっかりと原因からみていきましょう!
- コマ撮りを始めた人
- 少しでもコマ撮りに興味ある人
- 動画がチカチカして困っている人
- フリッカーをどうにか解決したい人
フリッカー現象とは?
さっそくですが、フリッカー現象とはどういったものなのでしょうか?まずは、次の動画をご覧ください。(画面上半分、白い壁がわかりやすいと思います。)
いかがでしたか?すごいチカチカしていませんでしたか?
これがフリッカー現象です!(自分の動画なのですごい恥ずかしいですが…)まぁ、正直shortなどで流し見していれば気にならないレベルかもしれませんが、自分で作るとこれがやけに気になってしまうんですよね…。
フリッカー現象とは、コマごとの明暗の違いにより、画面がチカチカとちらついてしまう現象のこと。
さて、次にフリッカー現象の原因を確認しましょう!
フリッカー現象の原因
では、このフリッカー現象の原因は何なのでしょうか?
- 照明器具
- カメラレンズの羽根
照明器具
まず普通の動画の場合ですが、その原因は部屋にある蛍光灯などの照明です!
フリッカー現象は基本的に室内でおきます。実は蛍光灯などの照明器具は、人間の目には見えない速さで点滅を繰り返しているのです。
東日本では「50Hz」、西日本では「60Hz」なんて言葉を聞いたことはありませんか?電源周波数といって、東日本と西日本で使える家電が違っている原因になっているものですね。これにより、東日本では「1秒間に100回」、西日本では「1秒間に120回」点滅をしており、どんどん普及しているLED証明でもこの現象は起きてしまいます。
この点滅によって起きる明暗の違いによってフリッカー現象は起きています。
普通の動画の場合は、シャッタースピードを、東日本では1/100、西日本では1/120など、点滅回数の倍数に合わせることで改善ができます。また、フリッカーレス撮影設定なども効果的です。
そして、コマ撮りの場合もこの点滅によって、写真1枚1枚の明るさが変わってしまい、フリッカー現象が起きてしまうんですね…。
カメラレンズの羽根
また、コマ撮りの場合は違った原因もあったりします。特に、一眼レフカメラを使ってコマ撮りをしている人が悩まされるのが、カメラレンズの羽根によるフリッカー現象です。
別の記事でも触れていますが、カメラ設定のF値を絞って(大きくして)ボケをなくすように撮影すると、シャッターを切るたびに羽根が動いてしまいます。(ちなみに最初に見てもらった動画がそれです…)この羽根の動きのわずかな違いにより、コマの明るさが変わってしまい、フリッカーが起きてしまいます。
フリッカー対策
まずはフリッカー対策の結論から!
- フリッカーレス照明
- F値を最小にする
- マニュアルレンズを使う
- レンズを切り離す
- シャッタースピードを長くする
- 編集ソフトを使う
実際にフリッカー対策をして、レンズキットで撮影した動画です。F値最小で、シャッタースピードを長くして撮影しました。背景はボケていますが、チカチカはだいぶ軽減されていると思います!
では、順番に見ていきましょう!
フリッカーレス照明
フリッカー対策1つ目は、フリッカーレス照明です!
フリッカーレス照明(またはフリッカーフリーといったりもします)とは、電源周波数による点滅を軽減し、フリッカー現象が起きないようにした照明のことです。特に普通の動画撮影に有効で、撮影用の照明をアマゾンなどで検索すると、説明欄に書かれたりしています。
また、最近では部屋の蛍光灯などでもフリッカーレスのものがあるみたいです。LEDの明るさを調節できるような撮影用の照明など、コマ撮りにも有効なものもたくさんありますので、ぜひ自分好みのものを探してみてください!
F値を最小にする
フリッカー対策2つ目は、F値を最小にするです!
これは、カメラレンズの羽根に対する対策です。私もそうなのですが、一眼レフなどに最初にセットでついているレンズを使っています。いわゆる「入門用一眼レフ+レンズキット」というやつですね。このレンズキットはオートフォーカスに対応し、F値を調整することができます。
このF値を調整するレンズの羽根がわずかに動くことが、フリッカーの原因の1つでした。であれば、この羽根を動かさなければいい!そこで、羽根を動かさないためにF値を最小(絞りを開放)にしましょう!そうすると羽根が動かず、フリッカーの原因が1つ解決できます!
デメリットとしては、背景ボケボケの映像になってしまうことですかね…
マニュアルレンズを使う
フリッカー対策3つ目は、マニュアルレンズを使うで、一眼レフカメラを使ってコマ撮り撮影をしている方向けのお話です!
これは、羽根の影響によるフリッカーへの対策です。マニュアルレンズを使うことで、F値(絞り)を固定することで、羽根の動きがなくなるため、フリッカーを軽減させることができます。一眼レフを使っている方は、これがもっとも簡単な対策です。
デメリットをあげるとすれば、カメラ初心者の方にとって、マニュアルレンズはなかなか手が出しにくいということかもしれません。
レンズを切り離す
フリッカー対策4つ目は、レンズを切り離すです!
これも一眼レフを使っている方向けですが、ちょっと乱暴なやり方かもしれません。レンズキットのようなオートフォーカスをマニュアルレンズのように使おうというものです。
やり方は、F値を設定したあと、レンズを少し回してレンズとカメラの通信を遮断します。通常は、レンズとカメラが接続した状態で撮影するごとに羽根が動きます。それを遮断し、羽根を固定するというものです。
シャッタースピードを長くする
フリッカー対策5つ目は、シャッタースピードを長くするです!
私は、シャッタースピードを1/8~1/15くらいで撮影しています。普通の動画と真逆の対策ですが、シャッタースピードを長くすることでISO感度を下げることができ、ノイズを減らすことで結果としてフリッカーを抑えられるようです。
また、シャッタースピードを長くすることで、取り込む光を均一にすることができます。これもフリッカーを抑えることができる理由の1つです。
編集ソフトを使う
フリッカー対策6つ目は、どうしてもフリッカーが残ってしまった場合の最終手段!編集ソフトを使うです!
例えば、私が使っているDaVinci Resolveには、「フリッカー除去」という機能があります。また、Premiere Proの「アンチフリッカー」やプラグインの「Fliker Free」、他にもフリッカー除去のアプリなどなど。
ほとんどのものが有料ですので、少しハードルが高いかもしれません。また、編集で絶対フリッカーを除去できるというわけでもないので、撮影の段階で対策してフリッカーを軽減しておくにこしたことはないですね。
まとめ
フリッカー現象の原因と対策についてみてきました!
- 照明器具
- カメラレンズの羽根
- フリッカーレス照明
- F値を最小にする
- マニュアルレンズを使う
- レンズを切り離す
- シャッタースピードを長くする
- 編集ソフトを使う
いかがでしたか?
フリッカーの原因と対策を知って、少しずつ自分で微調整をする!フリッカー現象はコマ撮りの大敵であり、ずっと付き合っていかなければいけませんが、解決はできます!
一緒に試行錯誤しながら頑張りましょう!
以上です!
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