どうも、まゆらです。
最近、メタバースや暗号資産、Web3.0なんて言葉をよく見聞きするようになりましたが、
インターネットの世界の話で、いまいち要領を得ず、敬遠している人も多いのではないでしょうか。
しかし、これらの話は、遠くない未来に必ずと言っていいほど身近なものになります。
今そう感じないのは、これまでと比にならない速度で今後の技術が発展していくこと、
そして、これらの話題に日本人が疎いと言うことが理由に上がります。
でも大丈夫。1つひとつ一緒に学んでいきましょう!
まずは知ること!
ということで、今回は「新しい組織のあり方・DAO (ダオ)とその特徴」
についてできるだけ専門用語(ブロックチェーン、スマートコントラクトなど)を使わずに解説していきます!
DAOとは?
DAO (Decentralized Autonomous Organizationの略)とは、
日本語で「分散型自立組織」と呼ばれています。
まずは、DAOとは、組織の形のひとつだということを理解しましょう。
そして、一言でDAOを表現すると、
「特定のリーダーをもたずに、みんなで意見を出し合って何かを進めていく組織」
となります。
この在り方は、Web3.0が目指す非中央集権の考え方からきています。
そして、使い方によっては、理想とする民主主義の形を体現できるものになるかもしれません。
では、次の項で、より具体的なDAOにふれていきましょう。
DAOの特徴(株式会社との比較)
それでは、DAOの具体的な特徴を見ていきましょう。
DAOはよく、既存の組織形態である株式会社と比較されます。
ですので、ここでも株式会社と比較しながら大きな特徴を4つ紹介します。
- リーダーがいない、参加者全員で作り上げる組織の形
- 誰でも参加可能
- 話し合いと投票ですべてが決まる
- 組織のルールや情報が参加者全員に開示されている
では、順番に見ていきましょう。
リーダーがいない、参加者全員で作り上げる組織の形
まず、1つ目に、リーダーがいないという特徴があります。
DAOの説明の中ではよく、リーダーは「中央管理者、または代表者」といわれることが多いです。
このリーダーとは、株式会社では、社長などの上層部を指します。
そして、既存の会社組織では、一般的に社長をはじめとする一部の上層部によって意思決定がされています。
いわゆる「トップダウン方式」というものですね。
大きな企業であればあるほど、どうしてもこういった傾向が強いのではないでしょうか。
入りたての新入社員が、いきなり会社の方針に口出しできるわけありませんよね。
一方でDAOは、「リーダーのいない、全員が対等な関係である組織」である。
これが、1つ目にして最も大きな特徴です。
参加者であれば、入りたての新人であろうと、最古参であろうと、発言権は皆に平等にある。
このように、民主主義的に組織運営がされているのがDAOです。
誰でも参加可能
2つ目は、誰でも参加可能だということです。
インターネットにアクセスできる環境であれば、
国籍や性別、年齢、人種、職業などの制限をされることはありません。
興味のあるプロジェクトに、誰でも、自由に参加し、メンバーになることができます。
話し合いと投票ですべてが決まる
3つ目の特徴が、話し合いと投票で全てが決まることです。
1つ目の特徴でふれた通り、DAOにはリーダーがいません。
(ただし、話し合いの進行役など、役割をあてられていることはあります。)
その為、みんなで考え、話し合い、企画・実行をしていきます。
次に何を行うかなどの意思決定は、投票によって決まります。
これも、株式会社には無い特徴でしょう。
その際、意思決定に関わるには、「ガバナンストークン」を持っている必要があります。
ガバナンスとは、日本語で「管理・統治」という意味になります。
このガバナンストークンは、無料のものと、購入が必要なものがあり、従来の会社組織でいう株式のようなものです。
組織のルールや情報が参加者全員に開示されている
4つ目の特徴が、組織のルールや情報が参加者全員に開示されていることです。
ここでいうルールとは、例えば先ほどの投票については、何%以上で可決されるのかなど、
どのようなルールに基づいて運営されているのかが誰でも確認することができます。
また、情報とは、これまでの話し合いの記録や投票率など、記録されているもの全てです。
これらのルールや情報に関しても、既存の株式会社という形では、
全てが皆に平等に開示され、確認できるようにすることは難しかったといえます。
まとめ
DAOとその特徴について解説しました。
「理想とする民主主義を実現するための新しい組織の形」
そして、4つの特徴
- リーダーがいない、参加者全員で作り上げる組織の形
- 誰でも参加可能
- 話し合いと投票ですべてが決まる
- 組織のルールや情報が参加者全員に開示されている
今回は、できるだけ専門用語を省いて書いてきました。
その為、DAOやWeb3.0などを調べるとよくわからないことが多いと思います。
でもまずは、「大枠」、だいたいこんなもんかと知ることが大切だと考えています。
そこから知識を増やしていけばいいだけですからね!
今後、Web3.0関連の記事は増やしていきたいと思います。
DAOも含め、これから当たり前になっていくであろう技術を学んでいきましょう。
技術革新については、知れば知るほど未来が楽しみになって仕方ありません。
以上です!